現金式簡易帳簿はどこにも売ってなく、どこでも売ってある
カテゴリ: 確定申告
「いよいよ本番」となった確定申告シーズン。
今回もアフィリエイトと確定申告・個人事業主絡みのエントリ。
エントリ・タイトルはちょっとしたシャレ/釣り/挑発だ。
最近何かの検索の拍子に目にして「うひょひょ!」の念から観にいってみたら、
予想どおりうひょひょ級の、びっくりするくらいのビビり、マヌケさ、幼稚さ
を露わにした某トンデモQ&Aサイトのトンデモなやりとりを観たのだった(
もちろんキャッシュで、だが)。



青色申告、現金主義で謂う「現金式簡易帳簿」は、つまりそれ用に標準化され
たような特別なノートは、どこにも売ってない。
もし売ってあるとすれば(別に売ってあっても私は困らないが)、情報弱者騙
しの目端の利く業者による製品だろう — 100円のものを500円で売るような。
そしてまともな大人の頭を持つ者なら、100円ショップ等で3冊108円(税込)
で売っている1冊あたり36円のノートだけで済ますだろう。
「〇〇年度 現金式簡易帳簿」と表紙に書き入れ、必要な中身を満たしたものが
何であれ現金式簡易帳簿となるからだ。



このブログでは毎年、たかがアフィリエイターといえども個人事業主くらいなり、
確定申告くらい鼻歌まじりにこなして節税ならぬ妥当な納税くらいこなせばいい
のに、と語ってきているが、それに二の足を踏む人々の多くはたいていが「帳簿」
というものを大仰に捉えすぎてビビっている例だろう。
ここでは、つい最近のエントリ:
確定申告、最小モデルで最短理解
の最後でちらりと触れた、「お小遣い帳」「家計簿」などと変わるところがない
その現金式簡易帳簿なるものがどんなに簡易なものかを大枠で説き、以て今年初
めなりこれから2月3月なりに開業届を出す/出した人への応援/勧誘としてみよう。
ちなみに、「ホントにそんな簡単か?」と疑念を抱く人がもしいたとしたら、こ
んなブログなんぞ読む前に、いつものきたみりゅうじの著作を読んでもいい。





実際私はそうしていたが、そしてアフィリエイターのみならず多くの「自力だ
け、身ひとつ」でできる個人事業主の現金主義採択者には顕著に言えることだ
が、その現金式簡易帳簿に書き入れる細目の「科目」は「書籍費」「消耗品費」
「雑費」くらいのものであろう。
私は「アフィリエイターとしての開業届」を出す以前から3つも4つもの開業届
を出していた者だが、上記3つ以外の「勘定科目」を立てる必要を感じたこと
がない — せいぜいで(顕著に多い年や数年間に限って)「交通費」を立てる
くらいで。



何となれば、申告納税制の原理、これに尽きる。
お母さん/お父さん/先生/上司に叱られるぅ〜型のコドモオトナでない限りは、
「新聞図書費」を「書籍費」と書いたり
年に4000円しか遣わなかった交通費を雑費に含めたり
10万円未満で買ったパソコンを「消耗品」として一括計上したり
等々、等々しても全然構わない。
それをそうやったりそうやらなかったりしても何のちがいも生じないからだ。
税法と税務署は原理と実状のみを問題とするものであり、また納税者の便宜を
むやみに阻害しようとはしないものであるから、あなたが自分で自分の事業や
収支把握や税務を合理的に簡便化しようとするのを、「書き順がちがいますっ!」
式の無能教師のように邪魔することはない。



不思議に思う、疑義を抱くという人がもしいたら、「申告書B」や「青色申告
決算書(現金主義用)」の書式を手に入れて実際に一度見てみればよい。
アフィリエイターごときの収支に関して言えば
申告書Bの「第一表」になら「事業 - 営業等」の「収入」と「所得」を
青色申告決算書のおもて面になら「売上」と「その他の経費」
を書き入れるくらいしかやることはほぼあるまい。          ※1
「1月5日、108円のノートを1冊買った」「1月10日、630円の雑誌を買った」
みたいな具体的なことは、現金式簡易帳簿としたノートの1行2行に記帳すると
同時に証憑(レシートで完全に可)で証明できればいいのである。
「ノートの代金は『文房具費』とすべきか否か?」そんなことをあなたが思い
煩ったとしても、税務署と税務署員は5年に1度たりともそんなことを気に留め
もしないだろう。



さわり程度のつもりが十分長くなった。
「帳簿」は最終的には「青色申告決算書」の作成に結実するものだが、もっと
も大事なのは「最初と最後」だけである — 記入する内容と度ごとの足し算引
き算は、まさに小学生でも楽々できる「お小遣い帳」付け程度のものだ。
その「最初と最後」は次回に回すとして、このエントリのシメとしては
・しかつめらしく書いてもカジュアルに書いても金額は同じ金額
・アフィリエイターの勘定科目などせいぜい3つ4つで十分 — 分ければ分ける
ほどやるべき足し算が無駄に増殖するだけ
と言っておけばいいだろう。



※1
細かくもまた(人によっては)重要なことに
青色申告決算書のおもて面には「地代家賃」という「必要経費」の項がある。
だが、「按分計算」の原理理解と実状上の主張のない人には無意味であるため
ここでは除いた。
ちなみに私は最大時期で、月10万の家賃の内3万を経費計上していた — もち
ろん「お尋ね」のひとつも受けたことがない。



人気ブログランキングへ  にほんブログ村 ブログブログ ブログ初心者へ








プライバシー ポリシー

2017.02.21 / コメント:: 0 / トラックバック:: - / PageTop↑


プロフィール

Author:chouettedeminerve
ウェブの劣化を危惧する男。

ブログ内検索
全記事表示リンク
スポンサード リンク




最新記事
全記事表示リンク
大局コラテラル