前回エントリを受けて、「曲がりなりにもウェブマスターと言えるレヴェルの
ブロガー」候補生が、グーグルのウェブマスター・ツールを使って何ができる
か、何をすべきか、最低限何をして何をどう考え始めればタダの泣きわめき
ウェブ幼稚園児からウェブマスター初級者になれるか、という線で語っていこう。
因みに、「ウェブマスター・ツール」は
「マスター・ツール」でもなければ
「ウェブマスター」でもない。
「ウェブマスターのツール」である。
使っていながらそんなことも知らない能無しがあまりにも多いので注釈。
この時、ウェブマスター(一語 webmaster)とは「ウェブの達人」なんて意味
ではなく、「自分のウェブサイトを管理する/できる者」というほどの意味である。
小中学生のブロガーやツイッター・ユーザが、その「自分のページ」を「管理」
できるかどうかと考えてみれば理解が早い — 大抵の場合、かれらはただ「本文」
を書くことができるのみの「ユーザ」である。
そして、「ただ『本文』を書くことができるのみでOK」という人なら、ウェブ
マスター・ツールなんぞをわざわざ使う必要もない。
そもそも検索表示順位を気にする必要もない。
そもそも検索ページにいっさい表示されなくても構わない筈だ。
内容のない文章をウェブ上に公開することは、別段それだけでは法律違反なわけ
でもない。
グーグル検索から「冷遇」されるのを覚悟の上でならどんなに内容のない文章を
書いていてもOKなのだ。
その替わり、その人は「ボクチンの内容のないブログがグーグル検索で50位内
に入らないのはおかしいでちゅ〜っ!」みたいな文句をつける権利もいっさい
ないが。
したがって。
あなたに、内容のある文章を書き、それを読みたがっているような検索ユーザ
に読んでもらい、何であれあなたの知的営為をアカの他人と分かちあおうという
気がある時のみ、あなたはグーグル検索を気にし、そこでの力学を気にすれば
いい。
そしてウェブマスター・ツールは、あくまでその力学をあるがままにあなたに
見せてくれるというツールなのであり、あなたを裏口入学/闇取引的にえこひいき
してくれるものではないということは最初に頭に厳しく叩き込んでおくべきだ。
で、あくまでジャブ的にひとつだけ実践的な例にいこう —
ここにひとりの、内容のない、しかしながらご当人はすんばらしく内容がある
と思いこんでいるブログの持ち主であるウェブ幼稚園児がいるとする。
かれはたとえば「妖怪ウォッチ」「HKT48」「リンクシェアでのアフィリエイ
ト」等々のテーマで、自分がすんばらしいブログをやっていると思いこんでいる。
実際にはかれの「ブログ」なるものは —
他者が著作権/使用権を持つ画像・文章
そこらへんの誰でも、知りもしなくてもでっちあげで2分で書けるどうでもいい
駄文
リンクシェアが自サイトで公開している誰でも読めて理解できる文章の劣化コピー
— みたいな「コンテンツ」だけでできている。
そんなブログは1語でなく2語3語の組み合わせクエリで検索したとしても、やは
り200位や5000位や圏外にしか出てこない — 普通かれはそれを見つけられない。
かれは、たとえばグーグルのウェブマスター・ヘルプ・フォーラムを見つけて怒り
も露わに質問を放つ — 「ボクチンは妖怪ウォッチの権威でちゅ!700ページのブ
ログを持ってまちゅ!そんなボクチンのブログを1位でもなく20位でもなく100位
ですらなく1000位内にも出さないなんてどういうことでちゅかーーー!」と。
もしかれがウェブマスター・ツールを使っており、ログインしてその管理画面
を観たならば、そこには「手動による対策」を講じた=あなたのサイトをスパム
と判定し検索インデックス/検索結果ページから完全排除し、以降いっさいウェブ
上に存在しないもののようにグーグル検索では扱う、と伝達してあるだろう。
まあ、これは極端に悪い例だが、自分かわいさだけで駄ブログ駄サイトをやり、
何かの拍子に完全な偶然で訪れた100人が95人から100人まで15秒で離脱す
るようなブログ/サイトをもしあなたがやっているとしたら、ウェブマスター・
ツールには、たとえば以下のような絵図が見られるだろう —
・50記事+トップ・ページで51の固有URLを持つ筈のブログなのに10〜30
しかインデックスされていない
・デューク・エリントンについて12記事を書いているのに検索アナリティクス
では月に3回表示されて0回クリックされたのみと出る
・検索からの流入の内訳は「画像」から60%「モバイル」から30%「ウェブ」
から10%未満である
— 等々、等々、等々。
これらは
あるブロガーの自ブログへの自己評価、期待
と
そのブログがグーグル検索を通じてアカの他人にどれだけ読まれているか(もし
くはまったく読まれていないか)、離脱されることなくちゃんと読まれているか
の差を
ウェブマスター・ツールが客観的ニュートラリティを以てシヴィアに、つまりは
ありのままに、見せてくれる「本当のところ」である。
こうしたデータを見せられてそれが芳しくない場合、ウェブ幼稚園児ウェブゆと
りでない人は「ああ、オレのブログはウェブ的には箸にも棒にもかからないくだ
らないブログであるため、誰からもロクに読まれていない/相手にされていないの
だな」と厳しい真実に向き合うことができる。
そうなればその人は本当に価値ある文章を書くことに本気になり、自分を甘やか
して言い訳を続け誰も嬉しがらない駄文を垂れ流すことから卒業することができ
る筈なのだ。
スパマー、アフィ厨(アフィリエイト中毒の中学生並みのバカの謂い)、情報
商材屋でしかもまたそのカモ、そういう連中は「そこらへんのフツーの人々」
の劣化した姿 — ふてくされとルサンチマンと無力感と射幸心の腐った合成物
からできているのがほとんどである。
そういう連中は何を使っても正しく使えないし、自分が正しく使えないことを
他者のせいに — この場合は殊にグーグルとグーグル検索のせいにしたがる。
だが実は、グーグル検索とはグーグル検索を使うユーザの意思の総体的な表れ
であるに過ぎない。
「グーグル検索に嫌われる」というのは実は検索ユーザ/ウェブ・ユーザ全体
に嫌われるということなのだ。
まだ使ってないという人は、ウェブマスター・ツールで自分の(ブログの)姿
を鏡に映して見てみるといい — そこにはあなたの自意識を通して見るのとは
別の、あなたの本当の姿が映っている。
ブロガー」候補生が、グーグルのウェブマスター・ツールを使って何ができる
か、何をすべきか、最低限何をして何をどう考え始めればタダの泣きわめき
ウェブ幼稚園児からウェブマスター初級者になれるか、という線で語っていこう。
因みに、「ウェブマスター・ツール」は
「マスター・ツール」でもなければ
「ウェブマスター」でもない。
「ウェブマスターのツール」である。
使っていながらそんなことも知らない能無しがあまりにも多いので注釈。
この時、ウェブマスター(一語 webmaster)とは「ウェブの達人」なんて意味
ではなく、「自分のウェブサイトを管理する/できる者」というほどの意味である。
小中学生のブロガーやツイッター・ユーザが、その「自分のページ」を「管理」
できるかどうかと考えてみれば理解が早い — 大抵の場合、かれらはただ「本文」
を書くことができるのみの「ユーザ」である。
そして、「ただ『本文』を書くことができるのみでOK」という人なら、ウェブ
マスター・ツールなんぞをわざわざ使う必要もない。
そもそも検索表示順位を気にする必要もない。
そもそも検索ページにいっさい表示されなくても構わない筈だ。
内容のない文章をウェブ上に公開することは、別段それだけでは法律違反なわけ
でもない。
グーグル検索から「冷遇」されるのを覚悟の上でならどんなに内容のない文章を
書いていてもOKなのだ。
その替わり、その人は「ボクチンの内容のないブログがグーグル検索で50位内
に入らないのはおかしいでちゅ〜っ!」みたいな文句をつける権利もいっさい
ないが。
したがって。
あなたに、内容のある文章を書き、それを読みたがっているような検索ユーザ
に読んでもらい、何であれあなたの知的営為をアカの他人と分かちあおうという
気がある時のみ、あなたはグーグル検索を気にし、そこでの力学を気にすれば
いい。
そしてウェブマスター・ツールは、あくまでその力学をあるがままにあなたに
見せてくれるというツールなのであり、あなたを裏口入学/闇取引的にえこひいき
してくれるものではないということは最初に頭に厳しく叩き込んでおくべきだ。
で、あくまでジャブ的にひとつだけ実践的な例にいこう —
ここにひとりの、内容のない、しかしながらご当人はすんばらしく内容がある
と思いこんでいるブログの持ち主であるウェブ幼稚園児がいるとする。
かれはたとえば「妖怪ウォッチ」「HKT48」「リンクシェアでのアフィリエイ
ト」等々のテーマで、自分がすんばらしいブログをやっていると思いこんでいる。
実際にはかれの「ブログ」なるものは —
他者が著作権/使用権を持つ画像・文章
そこらへんの誰でも、知りもしなくてもでっちあげで2分で書けるどうでもいい
駄文
リンクシェアが自サイトで公開している誰でも読めて理解できる文章の劣化コピー
— みたいな「コンテンツ」だけでできている。
そんなブログは1語でなく2語3語の組み合わせクエリで検索したとしても、やは
り200位や5000位や圏外にしか出てこない — 普通かれはそれを見つけられない。
かれは、たとえばグーグルのウェブマスター・ヘルプ・フォーラムを見つけて怒り
も露わに質問を放つ — 「ボクチンは妖怪ウォッチの権威でちゅ!700ページのブ
ログを持ってまちゅ!そんなボクチンのブログを1位でもなく20位でもなく100位
ですらなく1000位内にも出さないなんてどういうことでちゅかーーー!」と。
もしかれがウェブマスター・ツールを使っており、ログインしてその管理画面
を観たならば、そこには「手動による対策」を講じた=あなたのサイトをスパム
と判定し検索インデックス/検索結果ページから完全排除し、以降いっさいウェブ
上に存在しないもののようにグーグル検索では扱う、と伝達してあるだろう。
まあ、これは極端に悪い例だが、自分かわいさだけで駄ブログ駄サイトをやり、
何かの拍子に完全な偶然で訪れた100人が95人から100人まで15秒で離脱す
るようなブログ/サイトをもしあなたがやっているとしたら、ウェブマスター・
ツールには、たとえば以下のような絵図が見られるだろう —
・50記事+トップ・ページで51の固有URLを持つ筈のブログなのに10〜30
しかインデックスされていない
・デューク・エリントンについて12記事を書いているのに検索アナリティクス
では月に3回表示されて0回クリックされたのみと出る
・検索からの流入の内訳は「画像」から60%「モバイル」から30%「ウェブ」
から10%未満である
— 等々、等々、等々。
これらは
あるブロガーの自ブログへの自己評価、期待
と
そのブログがグーグル検索を通じてアカの他人にどれだけ読まれているか(もし
くはまったく読まれていないか)、離脱されることなくちゃんと読まれているか
の差を
ウェブマスター・ツールが客観的ニュートラリティを以てシヴィアに、つまりは
ありのままに、見せてくれる「本当のところ」である。
こうしたデータを見せられてそれが芳しくない場合、ウェブ幼稚園児ウェブゆと
りでない人は「ああ、オレのブログはウェブ的には箸にも棒にもかからないくだ
らないブログであるため、誰からもロクに読まれていない/相手にされていないの
だな」と厳しい真実に向き合うことができる。
そうなればその人は本当に価値ある文章を書くことに本気になり、自分を甘やか
して言い訳を続け誰も嬉しがらない駄文を垂れ流すことから卒業することができ
る筈なのだ。
スパマー、アフィ厨(アフィリエイト中毒の中学生並みのバカの謂い)、情報
商材屋でしかもまたそのカモ、そういう連中は「そこらへんのフツーの人々」
の劣化した姿 — ふてくされとルサンチマンと無力感と射幸心の腐った合成物
からできているのがほとんどである。
そういう連中は何を使っても正しく使えないし、自分が正しく使えないことを
他者のせいに — この場合は殊にグーグルとグーグル検索のせいにしたがる。
だが実は、グーグル検索とはグーグル検索を使うユーザの意思の総体的な表れ
であるに過ぎない。
「グーグル検索に嫌われる」というのは実は検索ユーザ/ウェブ・ユーザ全体
に嫌われるということなのだ。
まだ使ってないという人は、ウェブマスター・ツールで自分の(ブログの)姿
を鏡に映して見てみるといい — そこにはあなたの自意識を通して見るのとは
別の、あなたの本当の姿が映っている。


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