読む価値のある記事は必然的に他の面でも最適化されている
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前回エントリに続いて、具体的にどんな風にどこまで書くかの文体実験による
実例を挙げ、「読む/読まれる価値のある記事」とはどういうものであるか、
併せて「読む/読まれる価値のある記事」がどのような評価過程を経てSEO面
等でも(自動的・必然的に)有利になるかを語ってみよう。
まずはおさらいがてらダメな例の2つを再掲。
A)ダメな例その1
 デューク・エリントンって名前、聞いたことくらいはありますよね。
 その道のファンにはジャズの巨人のひとりとして知られています。
 "デューク"・エリントンことエドワード・ケネディ・エリントンは
 1899年、ワシントンD.C.生まれ。... ...
B)ダメな例その2
 エリントンの『コットン・クラブ・ストンプ』が今日届いた。
 '27年から'31年の録音を収めた編集盤だが、初期の猥雑なエネルギーに
 満ちたダンス・バンドとしてのパワーが全開だ。
 今夜のお寝みBGMにして'20年代のニューヨークの夢に遊ぼう。(終)

C)良い例
 私のデューク・エリントンとの出逢いは、もう15年ほども前、たまたま
 NHKのジャズの黄金期がなんたらという特集TV番組を目にして、'40年
 代あたりのビッグ・バンド編成での「サテン・ドール」の演奏シーンを
 観たのが最初だった。
 (5行ほど中略)
 そこでのエリントンは、その頃の私のジャズへの先入観・偏見を軽々と
 吹き飛ばし覆す、ロック・バンドのヴォーカル&ギター&ソング・ライ
 ティング担当のリーダーと変わらないリーダーシップ — 最終的にその
 「音楽全体」がどう聴こえるかどう聴こえるべきかまでをもコントロー
 ルするヴィジョンからのリーダーシップを持つミュージシャンと見えた
 のだ。
 (5行ほど中略)
 エリントンはピアノを演奏しつつ、ベース、ドラム、それ以外のホーン
 隊、そして自分のピアノをロックで謂う「フォー・リズム」として使い
 こなしていた。とてつもない大音量を大人数で出すホーン隊とドラム、
 ベース、ピアノが等価であり、逆に言えばそれは、エリントンの音楽に
 とってベースとドラムが12人ほどのホーン・セクション=「上物」と
 同じくらいの重要度を持つということを示唆しているように思えた。
 (10行ほど中略)
 実際、「初期」の'20、'30年代のレコーディング作品に遡るほどに、私
 の魅かれたエリントン:ファンキー・ミュージックのポップかつディー
 プな表現としてのエリントンがより力強く立ち現れてきた。いわゆる「
 クールの誕生」以前のずっと前、「ジャズ」はホットでファンキーでダ
 ンサブルで野卑な大衆音楽だったのだ。
 (以下、20行以上続いてエンド)





何が言いたいか判るだろうか。
上記でシミュレートしてみたに過ぎない文面それ自体が重要なのではない。
まともなアタマ、まともな人生、まともな趣味、まともな教養、まともな文
章力、まともな熱意・こだわり・他人への尊重を持っている人間なら、ブロ
グ記事をいざ書くとなったら上記のシミュレーション例の文章くらいはあた
りまえに書く、ということだ。
したがって、上記例ごときの文字数や密度や興味深さや情報量を持ち合わせて
いないような「ブログ記事」は、まともな人間、まともな「読者」「ウェブユ
ーザ」に相手にされるブログ記事では端からないということである。
それは、「アフィ厨がアフィのためだけに書いた(もしくは切り貼りででっち
あげた)アフィブログのアフィ記事」であり、これほど現在のウェブユーザが
嫌い、馬鹿にし、せせら笑い、一刻も早く離脱したいと思う「記事」はない。
または、それは「ゆとりが自分と同等もしくはさらに下位のゆとりのため、も
しくは自分の日記替わりに自分のためにだけ書いたチラ裏」であり、これまた
現在のウェブユーザが一刻も早く離脱したいと思うものである。



おっと!
いつのまにか繰り言になっているので軌道修正をして、「その先」を — タイト
ルでも触れた「最適化」についてを語ろう。
上記例のようなブログ記事は、まず検索的に「ロング・テール」を生み出す。
そこには、あたりまえの文章上の論理によってのみ使われたにもかかわらず、た
とえば「ビッグ・バンド」「サテン・ドール」「フォー・リズム」「ファンキー
・ミュージック」「クールの誕生」などの「キー・ワード」が多く含まれ、さら
にはその複合的順列組み合わせによって「ファンキーなジャズ」「ジャズ 大衆
音楽としての」「エリントン '30年代 ファンク」「エリントン ダンサブル」
等等等々の、まともな人間のまともな検索にこそ引っかかるセマンティックな強
さが加わる — アホの付け焼き刃のでっちあげではけっして生み出せない意義深
さ・読み応え・新規性・独自性が自然と生まれているからだ。



意義深さ・読み応え・新規性・独自性を持ったブログ/ブログ記事は当然「競争
力」を兼ね備えることになる。
それは、「他では読めない」「(検索結果ページで見て)他より充実した内容
がありそう」という動機付けゆえに、検索/閲覧が重なるごとに右肩上がりにさ
らなる検索上位にあたりまえに押し上げられていく。
無数の縁もゆかりもないウェブユーザが、検索結果ページから訪れ「うん、これ
はいいことを読ませてもらった。わざわざ検索して訪れて読んだだけの甲斐が
あった。ありがとう、誰か知らんがこの文章を書いていてくれて」と思える記事
/ページこそが「検索で強い」ページになり得るのである。



また、そんな記事ならアフィリエイトにももちろん強い。
上の「ダメな例その1」「ダメな例その2」と「良い例」に戻って考えてみれば
すぐに判るように、もっとも知識欲旺盛でもっともその趣味/事項に精通したも
っとも厳しく熟練した検索者/ウェブユーザをも「説得」できるのなら、それ以
下の人々を「説得」するのは容易なことであるからだ。
ブログやブログでのアフィリエイトに於いては、「大は小を兼ねる」が小はけ
っして大を兼ねることはないのである。



さあ、ここまで読んでもあなたはまだ、みみっちく愚かしい — 実はあなただけ
が「賢い方法論」と思いこんでいるだけのしょ〜〜〜もない「ブログ」をやり続
けるのだろうか。
グーグル検索が日進月歩の進化を続けている今日、あなたのブログを「読んでい
る」のは実はあなただけかもしれないというのに。



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2014.01.05 / コメント:: 0 / トラックバック:: 0 / PageTop↑


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ウェブの劣化を危惧する男。

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