涙なしの、造作もない開業届
カテゴリ: 確定申告

さて、煽ってばかりというのもナンだから、今エントリからは具体的な注意点
とその根拠となる抽象論をも絡めつつ、「開業届を出して個人事業主になる」
ということがどれだけ簡単なことかを、従来よりは少しだけ親切に語ってみよ
う。
とはいえ、いつものように甘えん坊の勉強嫌いの他力本願のコドモオトナを相
手にしないことでは変わりはない。



いわゆる「開業届」こと「個人事業の開業・廃業等届出書」はどこの税務署で
も、なんなら国税庁ホームページからでも入手できる。
先を心配してビビりあがるくらいなら、さっさとダウンロードして試しにでも
見てみればいいだけの話。
書くべきこと、埋めるべきコーナーはあたりまえのものしかなく、シミュレー
ション的に作成してみてそれを捨て、「正式な」用紙を改めて入手して完成さ
せて提出してもいいくらいだ。

04.pdf (個人事業の開業・廃業等届出書)
国税庁ホームページ 
[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続|申告所得税関係|国税庁 より



手に取って/目にしてみればどうということもない。
そのうえ、ご丁寧にも「書き方」まで記載されている。
留意すべき点、大原則があるとすれば、それは「自分に関係ないところは考え
ず、埋めず、丸で囲まず、でスルー」ってところだろう。
アフィリエイトを事業として届け出ようというあなたに、なぜ「山林所得」な
んぞが関係してくるだろう?
自力で新たに事業としてのアフィリエイトをやるあなたに、なぜ「引継ぎ」な
んていうものがかけらでもあるだろう?
そういう邪魔で無関係なものにまで思考を割くのはアホのやることだ。
したがって、あなたに関係してくるイシューの内で意味のあるものは
・職業 屋号
・開業日
・「青色申告承認申請書」の届出書の有無
・事業の概要(できるだけ具体的に書いてください。)
くらいだ。



・職業 屋号
私は、3、4枚めの開業届となった「アフィリエイターとしての開業届」を、シンプ
ルに「職業:アフィリエイター」「屋号;空白」で出した。
税務署も税法もそれ以上のことを求めていないし、テキトーなことや間違った
ことなら書かないほうがマシ、ということを知っていたからだ。
「『アフィリエイター』って... 広告宣伝業?外交員?」
なぜそんなバカげた、間違いに間違ったことをわざわざ考え、考えあぐねてデ
タラメなシロウト考えで書かなければならないだろう?
日本の税法・税制の大原則に「申告納税制度」というものがある。
一言で言えばそれは「納税者であるあなたの申告こそが第一次的に重視される」
ということだ。                          ※1
あなたが「自分はアフィリエイターです」と言えば、税務署はそれを最大限に
尊重するしかない。
もし「アフィリエイター」の意味するところを知らない税務署員がいたとしたら
その不勉強・見識不足はその者の咎であり、あなたの咎ではないのだ。

・開業日
上述の大原則により、これもまた「あなたのお好きなように」となる。
「書き方」の「2」に
「この届出書は、事業の開始、廃止等の事実があった日から1か月以内に納税
 地の所轄税務署長に提出してください。」
とあるが、これは逆から言えば、たとえば
2014/04/05の今日提出するので03/06付けで開業したことにしよう
というのも完全に税法的に妥当である、ということだ。
反対に、あなたが今この瞬間に開業を決意したとしても、グズグズしていて開
業届提出が06/05になってしまえば、その日付からしか「必要経費」等は発生
しない、となる。
これもまた「申告納税制度」の持つ意味のひとつの表れである。

・「青色申告承認申請書」の届出書の有無
これはもう、出すのがあたりまえの話。「有」に丸、だ。
出さない/出したくないと言うのならそもそも開業届を出すのも無駄、となる。
大きなトピックとなるので「青色申告」については次回以降に送るが、「青色
申告承認申請書」は開業から2ヶ月以内が提出期限となっているので、4/5に
開業届、6/4に青色申請、ということも可能なのだ。
わざわざ"開業届:1ヶ月以内、青色申請:2ヶ月以内"となっているのもそうい
う含み・配慮あってのものである。
もちろん賢い大人なら、自力で学習してでも同時に出すのが常道だ。

・事業の概要(できるだけ具体的に書いてください。)
こんなのもまた迷うまでもないことだ。
「申告納税制度」、これに尽きる。
"リンクシェア、楽天、アマゾン...とどうたらこうたらしてうんたらかんたら"
あなたがそんなことを細かく説明しようが、税務署も税法も聞いちゃいないし
読みもしない。
たとえば「ブログ等によるアフィリエイト業」、これで十分だ。
あとは確定申告書で細かく申告すればいいだけの話。
不勉強・見識不足は税務署側の咎!申告納税制度!
日夜お経のように唱えてもいいくらいだ。
あなたのビビり心という悪霊を退散せしめることだろう。



さて、この私はなぜ、ここまで確信を持って諸々を言い切れるのか?
北野弘久を読み、税務署員と楽しくQ&Aを交わしてきているからだ。
物事を上手く、しかも間違いなくやる人間は、実務学習と並んで理論学習も得
意とするものである。
税法の理論学習への手引きとしてもバイブルとしても、北野弘久著作は常にト
ップにある。





※1
参考までに)
申告納税制度の理念とその仕組み - ronsou.pdf -  国税庁ホームページより
申告納税制度 - Wikipedia



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2014.04.05 / コメント:: 0 / トラックバック:: - / PageTop↑


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