アフィリエイターのための開業届・青色申請・現金主義届、一括一発憂いなし
カテゴリ: 確定申告
さて前回エントリを受け、
「じゃあハッキリ教えてください!自分の都合にかかわらず、1発で間違いなく
 後顧の憂いなく開業し申告をできる者になりたいので!不都合があるとしても
 そこは自分でなんとかしますから!ガツンと『命令』してみてください!」
という人がもしいたら、私は次のように命じるだろう —
・2015年内に(2015年内にこれを読んでいるなら、だが)
・開業届、青色申告承認申請書、現金主義の所得計算による旨の届出を同日に
 全部いっぺんに出す
と。



ここに智慧が、当り前の大人なら当り前に持ちあわせていなければならない論
理的思考が必要である。
論理的思考ある者は、可能な限り早い日付けで、そうでない者は正に物理的に
提出するその日の日付けで、提出すればよい。



ひとつずつ片付けていこう。
まずは一番簡単なところから。
賢い、論理的思考力のある人は普段どおりに、そうでない人は普段の頭脳力の
200%や600%を使って、5回はおろか20回でも次のページを読み返してみる
とよい。

申告所得税関係|税務手続案内|国税庁
その「5」の項
[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続|申告所得税関係|国税庁
「事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出してください。
 なお、提出期限が土・日曜日・祝日等に当たる場合は、これらの日の翌日が期限となります」

その「10」の項
[手続名]所得税の青色申告承認申請手続|申告所得税関係|国税庁
「青色申告書による申告をしようとする年の3月15日まで(その年の1月16日以後、新たに事業を開始したり不動産の貸付けをした場合には、その事業開始等の日(非居住者の場合には事業を国内において開始した日)から2月以内。)に提出してください」

その「15」の項
[手続名]現金主義による所得計算の特例を受けるための手続|申告所得税関係|国税庁
「適用を受けようとする年の3月15日まで(その年の1月16日以後に新たに開業した場合には、開業した日から2月以内)に提出してください。
なお、提出期限が土・日曜日・祝日等に当たる場合は、これらの日の翌日が期限となります」

その「11」の項
[手続名]所得税の青色申告承認申請(兼)現金主義の所得計算による旨の届出手続|申告所得税関係|国税庁



私の「種明かし」で「答え合わせ」をする前に、自力で正しい理解に達したか、
自分に厳しく問うて試してみるといい。
以下、練習問題用に、あなたが '15/02/27(金)に書類全部を出す、とする。



・あなたは
開業届、青色申告承認申請書、現金主義の所得計算による旨の届を
すべて2/27の当日日付けで2/27に出す
正しいか、正しくないか?

正解は「正しくはあるが正しさと鋭さが足りない」となる
もっとも正しく、かつ鋭い解は
「2/27に1/28の日付けの書類を出す」である。

前掲の「5」「10」「15」「11」いずれにも通底して同様のことを書いてあるが —
「事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出してください」
「(その年の1月16日以後、新たに事業を開始したり不動産の貸付けをした場合には、その事業開始等の日【非居住者の場合には事業を国内において開始した日】から2月以内。)に提出してください」
(【 】補填は筆者による)
という2つの但し書きは
・開業届を出すのは1年の内のいつでもいい
・開業届は、開業した=事業を開始した日から1ヶ月以内に出さねばならない
・逆に言えば、開業届を物理的に出すのは、書類にそうと書いた「日付け」の
 1ヶ月以内であればいい(保険を取るなら29日以内、マイナス1デイで)
・新たに事業を開始し、開業届によりそれを宣言した者は、その日付けから
 2ヶ月以内に「青色申告届」「現金主義届」を出せばいい
ということを内包している。

では?だから?結局何をどうするの?
賢い者は自分でズバリもっとも正しくもっとも鋭くもっとも素早くもっとも楽
な方法を導き出せる —
2/27に1/28日付けの
開業届
「青色申告届」こと青色申告承認申請書
「現金主義届」こと現金主義の所得計算による旨の届出
をいっぺんに全部出すのである。
さらに言えば
開業届
所得税の青色申告承認申請(兼)現金主義の所得計算による旨の届出
の、たった2つを出すのである。



さて、ここまで来ればもう、あらゆるアレンジで
「のろくさく何度も何度も、小分けに」式のアプローチでも
「素早く1回切りで全部を間違いなく楽勝・簡単に」式のアプローチでも
あなたのお好みのままにである。
一例として
2/27に開業届、よく調べて安心した結果4/25に青色・現金主義届を
2/27付けで後から、なんてことも。

が、ダラダラのろのろビビりビビり「今年はこれだけ、今月はこれだけ」式は
実は落とし穴と疑心暗鬼と自己不信とシステム恐怖だけを生む。
「まず間違いないように、とりあえずの第一歩として2015年度は開業届だけ
を出しておこう」みたいな考えは、他の社会一般のイシュー相手なら、慎重
で推奨さるべきことに思えるかもしれないが、税務/税法へのアプローチとして
は下の下、愚の骨頂、後での泣きわめきの素、取り返しのつかないミス、となる。

なんとなれば —
青色申告と白色申告はスイッチ1発明日から、なんてものではなく、一旦2015
年度は青色(/白色)と決めたからには必ず2015年度は青色、というものだからだ。
現金主義を2015年度に採らなければ自動的・不可避的に「発生主義」を採ること
になり、そして発生主義を採るからには「複式簿記」の帳簿を必ずつけなければ
ならないからだ。
「でも青色ってお難しいんでしょう?」とでも?
アフィリエイターの、青色の、現金主義の、でやることなど「お小遣い帳」をつけ
るのと同等であり、しかも白色でもそれは変わりない。
また、どうしてド素人のあなたが、何も分からないからといって、白色申告を採ら
ねばならないのだろう? — それは簡便/簡単どころか青色の現金主義簡易帳簿と変
わりなく、しかも所謂「10万円控除」にさえ与れないというのに?
「開業届を出さない」「青色申告にしない」「青色の特典である各種控除等を使わ
ない」というのはマヌケ中のマヌケ中の、そのまた生粋の選りに選ったマヌケが、
そのマヌケ性のために誤って採る最悪の方法、というか非方法であり、「何もしな
い」ことに等しい。
何もしないことに等しいなら税金を、取られる時には言われるがままに取られ、そ
の替わり本当に最初っから「何もしない」ほうがマシだ —
こんなブログでけちょんけちょんに貶されながら好きでもない「お勉強」もする
必要がなく、税金を取られても平気なくらいにショーバイに邁進すればいい。
何もしたくないのなら、本当に何もせず、「必要経費」なんてものを1円たりとも
計上せず、誤ったありもしない必要経費を計上しては全部「否認」され、正に「骨
折り損のくたびれ儲け」をやっていればいいのである。



さて。
今回は、たとえて言うなら「泳ぐものは魚であるか、ないか」式の論理学演習を多
用しつつ思いっきりイジワルなアプローチで迫ってみたわけだが、正解中の正解は
いつでももっともシンプルでもっとも実行容易なものである。
この期に及んでまだ読んでないという人はさすがにもう存在しないだろうが、私よ
りずっと優しい先生として、いつものきたみりゅうじの著作をオススメしておこう。





次回は(もし近々あるとすれば)現金主義と発生主義について —
もちろんマトモな人なら自分で読んで学び、いつとも知れぬ更新を待ちはしないだ
ろうが。



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2015.02.20 / コメント:: 0 / トラックバック:: - / PageTop↑


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