ウェブを自分のおともだちサークルのように勘違いして泣きわめく人々 — 20年遅れのウェブ・ユーザたち
カテゴリ: グーグル
長いエントリ・タイトルだが、これでもまだ充分じゃないので副題/別題として
いくつか挙げておこう。

テレビのようにウェブを閲覧するだけがちょうどいい人々
足許周囲10mを世界全体と勘違いする人々
8才児の世界認識でウェブに挑もうとするドン・キホーテたち
ウェブに躍り出るや否や自分のオムツの始末もやれなくなる人々
21世紀人に最低限必要な一生もののウェブ常識
世界を優しいママ、優しい保育士さんと勘違いするウェブ幼児たち

ひとつひとつのタイトルを、含むところを想像しつつ笑いながら読めるあなた
は幸せだ。
そうでないあなたは、まさにそういう人々 — ウェブゆとり、ウェブ幼児、泣き
わめかーである蓋然性が高いので、この先20年、40年、60年の人生上の利得を
考え、今エントリをダイジェスティヴ教科書見出しとして学習/情報収集を始め
たほうがいい — もちろん、ウェブをテレビ/ラジオ/新聞雑誌書籍その他のよう
に一方通行の受信メディアとしてのみ一生使っていこうという人になら、端っか
ら余計なお世話エントリとなる。



何をそんなに初っ端から怒っているかといえば(笑) —
各種のヘルプ・フォーラム/Q&Aサイトに挙がる次のような「質問」、というよ
り難癖・八つ当たり・泣きわめきに堪えかねて、だ。
苟も「ウェブマスター」を標榜してブログ/アフィリエイトをやろうというので
あれば、こんなことは常識中の常識 — 知らなければ公道に出ることも危なっか
しくてできない乳幼児並み、と言っていい。

「うんたらさんがボクちんの悪口をサイトで書いてます — 即刻グーグル検索か
 ら削除願いますっ!」
その悪口が事実に反する誹謗中傷であり、したがって重篤な権利侵害である場
合は裁判所を使うのみである — そしてそこまでの根拠があって初めてグーグ
ルは動く — その場合ですら「グーグル検索に引っかかってこなくなる」だけ
である。

「ボクちんのブログAはもう消しました — ブログBに同じ記事を上げるとグー
 グル検索から弾き出されますかっ!?」
単純に検索から弾き出されるのみ — 自分だろうが他人だろうが、コピーはコ
ピー、重複は重複、ジャマなものはジャマ、 だからだ。
ウェブマスターであるからには、ウェブマスター・ツールを使って削除リクエ
ストを出し、そのページ/サイトが実体としてもはや存在せず、誰もアクセス/
閲覧できず、したがってグーグル検索に出ていても無駄であることをグーグ
ルに報せ、よってもってウィン-ウィンの同意・協働の下に不要になった旧ブ
ログが順当に検索から消え失せるのを待ってからその新ブログとやらを公開
すればいいだけの話。



こうしたどうしようもない間違い中の間違いは、田舎の80代のおじいちゃん/
4歳児並みの感覚で「現代」を生きている/生きていられるという勘違いから生
じる。
まるでグーグル検索が、田舎の零細企業の従業員4人ほどによって1日せいぜい
1000ページを目視で観て回って運営されているかのような勘違い。
零細企業の従業員4人の内誰かに、電話で直接「ボクちんのブログAは消したの
で検索から除いといてね、ヨロシク!」と連絡すればいいかのような勘違い。
グーグル検索がもし、生身の人間の脳と目でウェブ上の全てを「観て回って」
全てを手動で行おうものなら、社員に80億人から8000億人が必要だろう —
もちろんそんな時にはもはやグーグルもグーグル検索も「ウェブ」も存在し得
ないが。



さて。
「ウェブマスター」というか「曲がりなりにもウェブマスターと言えるレヴェ
ルのブロガー」候補生を目指すあなたなら、以下のような理解は当然のものと
して持ち、また常に持ち続けていなければならない。
どこかに/誰かに質問を放ちたくなったら、その前に、「その質問の前提にして
いる自分の考え方こそがおかしいのではないか?」と検証してみることが大事
なのだ。
あなたがウェブ幼児並みのワガママ勝手な気分から「自分のブログが検索結果
ページの相応の位置に上がってこない。グーグル検索がおかしい!」と感じる
時、それは99%から99.9999%まであなたがおかしいのだ。

・グーグルはあなたのブログを検索に出す義務はない
グーグルがグーグル検索によって奉仕しようとするのは、「グーグル検索を使う
人」にであってあなたにではない — もちろんあなたが「検索者である時」には、
あなたにも奉仕することになるものの。
検索者としてのあなたが、たとえば「デューク・エリントン」というクエリで検
索した際、1位から20位までが「デューク・エリントンとかいうジャズの巨人w
wwww」というタイトルのページで埋め尽くされていたとしたらどう思うだろ
うか?
あなたはそれを「まともな検索」とはもはやみなさず、そんな検索を以降2度と
使わないだろう。
まったく同じことがあなたのブログ(あるいはそれ以外の「サイト」)にも言
える。
あなたが今日の朝食で卵焼きを食べた、なんて記事が「朝食メニュー」「卵」
「卵焼き 作り方」等のクエリによる検索結果の1位にあったら、その検索者た
ちはどう思うだろうか?
あなたは「しょうもある」サイト/ページ/文言を作る必要があるし、グーグル
には「しょうもある」サイト/ページ/文言を検索者/検索クエリに応じて検索
結果に出す必要がある。
あなたが甘えたウェブゆとりであり、異常に高い自己評価でもって自分のサイ
ト/ページの価値を過大に高く見積もるのはあなたの自由であるが、グーグルに
はそれに従いそれを扶ける義務はないのである。
— 端的にいえば、あなたの「しょうもない」サイト/ページは200位、5000位、
10万位、圏外という妥当な位置に落ち着くだろう。



煽りリードが長過ぎかつ広過ぎたせいで、「本論」に入るのが遅れた。
「さて。」以降の本論を、次はウェブマスター・ツール利用法を絡めてまた語っ
ていこう。



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2015.04.16 / コメント:: 0 / トラックバック:: - / PageTop↑


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