終わり悪ければどこかに間違い、現金式簡易帳簿の最後と意義
カテゴリ: 確定申告
さて、前々回・前回の続きでシメのエントリ、いっとこう。
その年度の(現金式簡易)帳簿付けが正しくできていれば、帳簿の最後には
正しい収入額
正しい支出額
したがって正しい所得額
が出る。
青色申告決算書と申告書Bには、そこにある正しい額以外のものは転記しよう
がない。
(現金式簡易)帳簿の最後には「年次総括集計表」なり何なりが自分のためにも
要件的にも必要であり、そこでは原理的に
元入・事業主借をも含めた全「収入」から
支出総計を引くと
期末残高と一致するはずである。
一致するはずが一致してなかったら?
途中のどこかに計算間違いがあるはずである。
たいていはそれは単純な足し算引き算のミスである。
月ごとに簡便な集計表と、その(フルで)12ヶ月分の転記に過ぎない年次集計
表があれば、そうしたミスは簡単な見直しで発見でき、二重線とハンコで修正
できる。
税法も税務署も「キレイで書き直しのない帳簿」などにこだわりはないため、
納税者は正確さのみに配慮すればよい。
ちなみに私は2016年度/平成28年度の帳簿で、年次総括集計表の際に1カ所だ
け転記ミスを犯し(9680円を9860円と転記し損なう、など)、その見開き2
ページ内の見直しのみで修正を果たし得た。
上述の「検算原理」に則るがゆえの「ミスがあるはず... ああ、あった、ここだ」
の好例であろう。



具体的に、簡単に、誰でも真似できるように再び、戻って —

「年次総括集計表」なんて用語は、またそのフォーマットはどうでも、自由でい
い。
そして自由でいいんなら「年次総括集計表」でいい。自分で考えたいだろうか?

たとえば私の、平成28年度の帳簿の1月分ページには、1行目に「期首元入」が
あり、最下部に「書籍費計」「支出計」「収入計」1行空けて「売上総利益」「
必要経費」「利益」から成る簡易な月次集計表がある(わざわざそんなふうに
タイトル付けしてはいないが)。
これらは全部そのまま、年末には年次総括集計表に転記される。
なんならその月が終わって、ずっと遠くに見越して離したノートの最終見開き
に同時進行で転記していってもいい。
「後で」の計算ミスや検算や書き直しを厭うなら、この月次集計を毎月末それ
だけ念入りに何度も納得いくまでやっとくといい。

上のパラグラフで私は「書籍費計」だけを挙げた。
たまたまその月には書籍費だけが必要経費だったからだ。
私は他に、月によっては「消耗品費計」「雑費計」などの項目を書く。
遣いもしなかったし書いても「0」な項目をいちいち書くのは馬鹿げている。

1月分が満足に記帳できるなら、まったく同様に12月分までも満足に記帳でき
る。
年次総括集計表は畢竟それらを転記したものに過ぎないので何の難しさもない。
「最後の最後の計算」が合っていさえすれば、それでできあがりだ。
上述したように
全「収入」から 支出総計を引くと 期末残高と一致するはずである
ということだ。
たとえば —
期首元入が2万、売上などの「本当の」収入が12万 で
支出/経費の総計が6万 なら
14万 − 6万 で 8万が期末残高として残っているはずである。
ちなみにこの場合の「所得」は12万 − 6万で6万。
これは年次総括集計表の1〜12月の「利益」の合計でも同様に出る。

年次総括集計表の「タテの合計」と「ヨコの合計」は、その人の事業のすべて
をたかだかノートの見開き2ページで表している。
要は
「決算書」の「収入金額」「必要経費」「差引金額」「所得金額」
「申告書B」の「収入金額 営業等」「所得金額 営業等」
に転記すべき数値が、その右端 — それぞれの「計」として出る
ということだ。



案ずるより産むが易し。
ノートが1冊潰れるのが勿体なければ3枚ほどの白紙の束でもシミュレーション
はできる。
あなたが2016年なり2017年なりX年なりの11月に「開業」したとする。
11月、なにがし何円、なにがし何円、なにがしの計何円
12月、なにがし何円、なにがし何円、なにがしの計何円
年次総括集計表に転記して
タテの合計、11・12月分の小集計をそのままタテに転記
ヨコの合計、なにがしなにがしをヨコに足した最終的な計が右端に8、9つ
もっとも重要、ながらたった3つの額が右端の最下部に必然的に3つ
「売上総利益」「必要経費」「利益」。
ちなみにもちろん、用語はお好きなように。
(私は軽く「売上総利益」の不整合感を後悔しており「売上計」にでもして
おけばよかったなと思わなくもない。が、もちろんそれを見た税務署員は未だ
居ず、これからも居なかろうし、居ても構わない。ちなみに、私がそれを新年
度の帳簿から変えても誰も構いだてすることはない ー 申告納税制度の原理)

やってみればいい。
何が難しい?
何も難しくない。
小学校高学年の社会科なりの「発表」か何かのほうがずっと難しかろう。
そしてあなたはもちろん、小学生ではなかろうし。




よほどのおマヌケさんでない限り、マイナス5千円とマイナス6千円の計がマイ
ナス1万1千円であることは分かる。
よほどのおマヌケさんでない限り、年次総括集計表の「利益」の合計=所得が
たとえばマイナス24万円になっても問題はないことは分かる。
よほどのおマヌケさんである場合、このブログを読むことは完全に時間の無駄
であるため、ここに特に注記しておいた。



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2017.04.18 / コメント:: 0 / トラックバック:: - / PageTop↑


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